長文ですが野田新総理の論文を抜粋して書き写しました。自民党議員も参考にして更なる努力を願いたいものです。

 野田新総理の過去の発言について気になったので、改めて2年前麻生政権末期の「正論5月号」に掲載された論文を読み返しました。お題は「民主党が左旋回をする事は有りません」「保守の王道政治を受け継ぐ我が決意」です。まずは仁徳天皇の「民のかまど」の精神が日本の政の原点で、自民党政治はこの精神と対極の位置にあると断言しています。「三流の政治が一流の経済の足を引っ張り、国民生活まで二流にした」と自民党政治を一刀両断しています。更に「総額2兆円をばら撒く定額給付金など大愚策ばかり。しかも3年後の消費税増税というおまけ付です。仁徳天皇の3年間免税に比べ政治の本道を踏み外している」と、今ご本人が行おうとしている行為を痛烈に批判しているのです。

 続いて「自民党政権では税の使い道を官僚が決めていました。民主党政権では政治家が決めます。自民党政権では官僚の天下りを制御出来ず、公益法人などに莫大な税金がばら撒かれて来ました。民主党政権では天下りは禁止され、不要な公益法人は即刻廃止されます」と大嘘を付いて政権を奪取しました。経産省を退官して僅か4ヶ月で東電の副社長候補として天下りを許して批判を浴びたばかりです。不要な公益法人が即刻廃止されましたか?名前を変えて復活続出です。「何処に無駄が隠されているかを見つけ出す嗅覚は民主党の方がはるかに勝っている。民のかまどを最優先課題とする日本古来の政治を取り戻すには政権交代が必要なのです」と、ここでも大嘘を付いています。鈍い嗅覚で埋蔵金を探し出す事など出来なくなって4Kの見直しをしている所です。

 教育基本法についても言及しています。自民党の政府案では愛国心に触れなかったけれど民主党案では「日本を愛する心を涵養し、祖先を敬い、子孫に思いをいたし、伝統、文化、芸術を尊び、学術の振興に務め、他国や他文化を理解し、新たな文明の創造を希求する」と自慢していましたが、自民党時代に行った道徳教育や全国共通テストの予算を徹底的にカットし、コンピューター関連の予算について「1番でなくてはいけないのですか?」の名文句を発した帰化人は国民に大顰蹙を買いました。

 社民党と連立する前、「ソマリア沖の自衛隊派兵には反対」と福島瑞穂の発言に対する野田の反論は「連立を視野に民主党に釘を刺した積りでしょうが、何とも違和感のある発言でした。自衛隊は海賊対策に行くのであって、戦争に行く訳ではないのです。派兵という言葉はあんまりでしょう。そういう言葉遣いも含めてきちんと詰めておくべきです。協議の結果、志を曲げてまで連立するのであれば逆効果です。国民から直ぐにそっぽを向かれます」と述べていますが、結果はどうだったでしょうか?ソマリアから撤退して世界の顰蹙を買いました。得意のバラマキで5000億もの大金をドブに捨てる愚行で、我々の税金を雲散霧消させ、日米関係を大きく毀損させた事は国家犯罪とも言うべき対応でした。

 外交関係では麻生元総理の対応を鋭く批判しています。「戦後の首相として初めてサハリンでロシアのメドベージェフ大統領と会談した際、戦後日本が放棄したとはいえ、その帰属がロシアに有ると認めていないと言う議論が有ります。にも拘らず、ロシア側の求めに応じてビザを取って行くとは外交センスを疑います。その6日後、訪米した時も昼食会も無いほどアッサリしたもので、一体何の成果が有ったのか未だにハッキリしていません。初めて会えるというだけで尻尾を振って行ったのだとしたら、何ともさもしい、、矜持無き外交と言わざるを得ません」と、麻生元首相を扱き下ろしています。民主党政権になって僅か2年の間に行った事は何だったのでしょう?日米関係はもとより諸外国と、得にシナ、ロシア、北朝鮮そして韓国との関係で国益を失う事ばかりでした。僅か2年間の民主党政権下で、批判する事の全ての面で大きな国益の損失を招いた事は明確です。

 外国人地方参政権の問題では「民主党政権で地方参政権を付与すると公約したものでは有りません。党内には依然として慎重論が根強いのが実情です。国家の基本に関わる重要問題は国民を巻き込んだ議論が必要で結論を急いではならない、少なくとも次期衆院選のマニュフェストに盛り込むべきではない」と明確に述べています。更に「国立追悼施設の建立も時期尚早でしょう。靖国神社に代わる新たな施設を作っても、そこに魂が無ければ追悼の象徴にはなり得ません。因みに私はいわゆるA級戦犯を戦争犯罪人と位置づけ、それを理由に靖国参拝に反対する意見には全く賛同出来ません」と、理由も明確にして「靖国神社参拝は純粋に戦没者の追悼と平和の希求である事を誰もが理解すべきだと思います。戦時指導者の政治責任という問題は、参拝問題とは別に充分検証されなければなりません」と、我々の気持ちを代弁しています。

 当然尖閣問題が起る前の論文ですが対シナ問題についても「東シナ海のガス田問題で中国の遣りたい放題にさせてしまった責任は余りにも大きい。グズグズしている時では有りません。一刻も早く国家としての海洋戦略を確立すべきです」と延べ、「宇宙開発も官僚任せにせず政治化主導で進めなければなりません」至極ごもっともな意見を書いています。国益を守る姿勢がほとばしっています。
 残念ながら実際政権を騙しとって行われた事は、まるで真逆の売国的な2年間でした。これまでは鳩山と菅の責任ですが、今後は総理に就任した野田新総理の責任となります。もし論文通りの事が実施出来れば私も民主党員になる事をここに誓います。老眼で長い文を書き写すのはとても辛い事でしたが、2年前の野田新総理の考えを皆さんと共に共有する事がとても大事だと考えて書き連ねました。論文に書いている野田新総理の考えに異論を挟む所は有りません。男の言葉に二言は無いと信じていますのでシッカリ見守りたいと思っています。ここまでハッキリ明言できる自民党議員が何人居る事でしょう。この論文を自民党員も参考にして、更なる勉強を重ねて貰いたいものです。
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